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NECオーストラリア、「デジタル・サイネージ」発表 - 2006年10月05日 |
▲10月4日、シドニー市内でデジタル・サイネージについて説明するNECオーストラリアの岩佐俊治社長
NECが100%出資する在豪現地法人、NECオーストラリアはこのほど、薄型ディスプレイにデジタル情報を掲載する「デジタル・サイネージ」の新商品を発表した。公共の施設に設置された多数のディスプレイに、ウィンドウズのさまざまなアプリケーションで作成した映像や画像、テキストなどのデジタル情報を同時に表示できる。ホテルや大学内の掲示板や空港の離発着情報、映画館の上映案内、小売店の売り場案内など多様な用途が考えられる。
NECソフトが開発したソフトウエアの「パネルダイレクター(PanelDirector)」、NECの薄型ディスプレイ(液晶、プラズマ)やプロジェクタ、ブロードバンド・サービスの「ネクステップ(Nextep)」などの同社のハードとソフトを統合してシステムを構築した。NECオーストラリアの岩佐俊治社長は10月4日、シドニー市内で開いたメディア向けの商品説明会で「各部門の力を結集して、NECとしてトータルで力を入れる」と語った。
パネルダイレクターのスタンダード版とディスプレイ20個のパッケージが18万ドル、同プロフェッショナル版とディスプレイ60個が56万9,000ドル。ソフト単体での購入も可能だが、同社はパッケージでの購入を推奨している。
オーストラリアでは、既にメルボルンのソフィテル・ホテルなどで納入実績がある。ホテル・パブなどのサービス業や、駅・空港などの交通関連施設、大学など、法人や公共機関を対象に売り込んでいく。
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