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豪メディアの今後15年 - 2006年11月24日 |
劇的な変化を迎えるとジェームズ・パッカー
11月23日、PBL社社主ジェームズ・パッカー氏は、シドニーで開かれたオクスフォード・ビジネス・アルムナイの年次フォーラムにおいて、フェアファクス社のデビッド・カーク氏、ABC放送のマーク・スコット氏、フォクステルのキム・ウィリアムズ氏とともにメディアについて話し、テクノロジーがメディアを新しい時代に向けて推進しており、オーストラリアのメディアも劇的な変化を受けるだろうと語った。「15年前には携帯電話もインターネットも、ペイTVもなく、予想さえできなかった。今後15年間もこれまでと同じようにすさまじい変化を体験する」としている。シドニー・モーニング・ヘラルドを発行するフェアファクス社のカーク氏は、「テクノロジーの発展にも生き延び、オンライン・ニュースの方面で成長する。ただ変化に合わせて新しい商品を作り出すなどの工夫が必要だ。新聞には安定した広告や堅実な配布が不可欠だが、内容は媒体よりも重要だ」とも語っている。また「新聞は、ペイTVやインターネットと違って、読者が高い質の情報やニュースを便利で読みやすい形態で提供されることを要求している」とした。ABC放送のスコット氏も、ニュースの内容やその伝達方法が、テクノロジーよりも重要なことに変化はないと語った。(AAP)
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