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就学児童を持つ親すべてに300ドル支給−VIC州予算案 - 2006年6月02日 |
小学校と中等学校(セカンダリー)に入学する児童を持つすべての親に入学児童1人につき300ドルが支給されることが、5月30日に発表されたVIC州新年度予算案で明らかになった。ジョン・ブランビーVIC州財務相が州議会で発表した。
第1回目の支給は今年11月に行われる州総選挙直前の10月に行われる予定。制服や教科書など就学に不可欠な物品購入費として、親の収入や児童が通う学校が公立か私立かなどに関係なく一律で支給される。また、今年度の第3期初めの時点でプレップもしくは第7学年にあたる児童を持つ親には、半額の150ドルが支払われる。
VIC州政府にとっては今後5年間の総計で約1億8,200万ドルの大きな出費となるが、同相は「VIC州の各家庭を援助し、教育の重要性を強調するために行うためのもの」としている。野党から「総選挙をにらみ市民を買収するようなもの」という批判の声も聞かれるほどの大盤振る舞いで、ほかにも熟練技術者不足対策として新規見習い工へ500ドルを支給するほか、雇用税や土地税などビジネス関連の減税なども含まれている。
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