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サーファーズにまた超高層ビル - 2006年6月06日 |
ゴールドコース(GC)トのサーファーズ・パラダイスにまた超高層タワーの建設計画が浮上している。現地の大手開発業者、ジム・ラプティス社が5月23日、GC市の都市計画委員会で、サーファーズ・パラダイス・ブルバードとエルクホーン・アベニューの角に65階建てのビルを建設する計画を発表した。24日付地元日刊紙「ゴールドコースト・ブレティン」が報じた。
建設予定地には現在、ラプティス社が昨年、1億500万ドルで買収したホリデー・イン(旧ANAホテル)がある。計画によると、この土地に254室の宿泊施設(ホリデー・イン)と192室の住居、商業施設、駐車場などを備えた超高層複合ビルを建設する。
ゴールドコーストには、海岸線に建ち並ぶ摩天楼の中でも群を抜く80階建ての「Q1」(メルボルンのヤラ川沿いに6月1日に完成したユーレカ・タワー=92階建て=ができるまで居住用ビルとしては高さ世界一)がある。新しい超高層タワーの建設が実現すれば、ゴールドコーストではQ1に次ぐ高さとなる。
QLD州南東部の人口が増加し、開発が加速する中で、ゴールドコーストの海岸線は建物の高層化が進んでいる。開発計画は今後、市の厳しい審査を受けることになるが、反対意見も出た。スージー・ダグラスGC市議は、この日の都市計画委員会で「ビル風が吹き付ける暗い穴のような街になってはいけない。サーファーズに陽光が降り注ぐ街であり続けるように注意しなければいけない」と話した。
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