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連邦総督に女性を選ぶ時代が来た - 2006年10月22日 |
コスグローブ前豪軍最高司令官の発言
10月20日、手記を出版するピーター・コスグローブ前豪軍最高司令官は、AAPのインタビューの中で、女性が連邦総督になってもいい時期だと語った。コスグローブ氏はベトナム戦争で戦功を立て、東チモールの国連軍Interfetの司令官を務め、最高司令官に上り詰めた、実直で知られた人物であり、陸将補を務めたマイケル・ジェフリー現連邦総督の後を継ぐ人物と目されてきたが、「現実的にはいくつかの理由で、私が連邦総督に推挙されることはないと思う」と語っている。そのコスグローブ氏が、「もう何年かすれば女性連邦総督を見る日が来ると思う。これは社会操作でできるようなことではないが、我が国のトップクラスの女性を見れば、連邦総督の器にふさわしい人たちがいる。社会の様々なところに優れた女性がいることはご存じの通りだ」と語っているが、候補者を名指すことは避けた。しかし、2人の傑出したオーストラリア女性として伝染病学者のフィオーナ・スタンリーと火傷手術の大家フィオーナ・ウッドの名を挙げた。この二人はコスグローブ氏と同様、「今年のオーストラリア人」に選ばれている。また氏は、女性兵士が男性兵士と並んで最前線に進出することを支持している。ただし、女性が士官として部隊を指揮するのは、おそらく海軍か空軍と言うことになるだろうと語っている。(AAP)
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