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オーストラリアのライフスタイルは世界最悪第6位 - 2006年10月25日 |
WWFの環境報告書
新しく発表されたインターナショナルWWF (世界自然保護基金) が隔年で発表している「生きている地球レポート2006年版」によれば、オーストラリアの生態系負荷度は、アラブ首長国連邦、アメリカ合衆国、クエート、フィンランド、カナダに次ぐ世界第6位。レポートは147か国を対象にしており、負荷度とは、国民一人当たりのライフスタイルを支えるために必要な生物学的な土地と水の量を計算したもので、その人の住んでいる国に限定しない。オーストラリア国民の生態系負荷度は6.6haで、日本は4.4haで27位。WWFオーストラリアは、世界の人口がオーストラリアのライフスタイルを真似たとしたら地球が3個必要になる、としている。連邦環境大臣のイアン・キャンベル上院議員は、「WWFのレポートが、持続性のな生活水準でオーストラリアを環境最悪トップテンに加えているのが残念だが、以前には7.7haだったから、6.6haに減ったことは希望が持てる。オーストラリアのこの分野での前進を示している。連邦政府は環境問題で努力している。健全な経済がなければこの努力も難しかっただろう」と保守政権の環境よりも経済を優先する政策を弁護した。また、「WWFの測定は単純すぎる。オーストラリアの塩害、雑草蔓延、土地管理の悪さなどを計算に入れていない」とした。(AAP)
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