NSW、イエマ新内閣、就任前の大臣に疑惑
警察、ギブソン議員の身辺を捜査
4月2日、イエマ新内閣の就任式を目前にして、スポーツ、レクリエーション、西シドニー、道路安全担当大臣に指名されていたブラックタウン選出議員ポール・ギブソン氏に新たな疑惑がかけられており、警察が捜査していることが明らかになった。これを受けて、モリス・イエマ州首相はギブソン議員の就任を中止した。ギブソン議員は、気候変動・環境・水資源担当大臣フィル・コパーバーグ新議員が前妻と離婚した後、その前妻と交際していたことがあり、コパーバーグ議員と軋轢を起こしていた。また、1998年には有罪判決を受けた犯罪者ルイス・ベイエが、ギブソン議員に金銭その他の利益を与えたと証言したが腐敗調査独立委員会(ICAC)はこの証言を却下した。NSW警察は議員身辺の捜査を認めたが、その内容については説明を拒否した。しかし、4月3日になってギブソン議員に対する捜査は、ギブソン議員が、前任期を最期に政界から引退したサンドラ・ノリ議員と交際していた1990年代初めに、ノリ議員に対して暴力を振るったとされる事件に関する容疑ということが明らかにされた。事件当時、ノリ議員の事務所職員を務め、今回の選挙で当選した女性議員がイエマ首相の事務所に事件の内容を伝える文書を送ったとされている。暴力事件は何人かに目撃されており長年噂にもなっていたとされているが、イエマ首相は、噂を知っていたかという報道陣の質問に、「私は噂を相手にしない」と説明を拒否した。また、労働組合筋がギブソン議員を大臣にするよう要請したという情報も否定した。前住宅大臣チェリー・バートン議員も今回の投票日に自由党ボランティアに暴力を振るった容疑で捜査を受けており、同議員は大臣を辞退している。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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