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タスマニアン・デビル、絶滅の危機 - 2006年7月06日 |
DFTDにより約40%が死亡
連邦政府が5日、タスマニアン・デビルを絶滅の危機にある動物に指定した。デビル顔面腫瘍性疾患(DFTD)と呼ばれる病気が発見されてから10年。既に野生のタスマニアン・デビルの約40%がDFTDにより死亡している。イアン・キャンペル連邦環境相によると、連邦政府はDFTDの原因追求と治療法の研究に2年間で200万豪ドルを拠出することを決定し、続いて1999年環境・生物多様性保護法に基づき、タスマニアン・デビルを絶滅の危機にある動物に指定したという。タスマニア(TAS)州政府は去年、この動物を絶滅の危機にあると指定しており、連邦政府の決定を歓迎した。同州グリーン党は、連邦・州政府がともにDFTD撲滅に向けた研究をさらに進めるよう求めた。(AAP)
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