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バナナの値段が落ち着きそう? - 2006年7月12日 |
商品不足が解消に向かう
高騰が続いていたバナナの値段が落ち着きそうだ。ことし3月、サイクロンラリーが豪州のバナナ生産の80%に壊滅的打撃を与えたため、バナナは過去数ヶ月、キロ当たり12-15ドルの高値を推移。サイクロン以前にはキロ3ドルを上回ることはまれだったのに比べ、5倍近い値段となった。豪州バナナ生産者協議会によると、商品不足は底を打ち、これ以上値段が上がることはなさそうだという。「9月半ばにはある程度の量がマーケットに流通し、12月中-下旬には通常の量に戻るとみられる」と担当者は話した。同協議会は生産者に対し、1986年のサイクロンウィンフィールド後に生産者がバナナを大増産した結果、値段が暴落して破産者が続出した例を挙げ、「いちどきにバナナを生産しすぎないように」と警告している。(AAP)
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