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オーストラリア留学を海外で生かす「シンガポールで就職」という選択肢

パソナ・シンガポール・ジャパン・デスク 紀平英里

 オーストラリアでの留学後、就職先の新たな選択肢として注目を集めているのが東南アジアだ。多くの日系企業が進出し、日本人に対する求人が増加傾向にあることや、物価や賃金の面を含め、外国人が生活していく上で住みやすい環境などが人気の理由として挙げられる。その中でも公用語が英語で、「アジアの中心」として経済発展を続ける経済大国シンガポールでの就職する日本人が増えているという。シンガポールでの就職の現状について、海外就職に強い日系人材紹介会社「パソナ」のシンガポール現地法人、パソナ・シンガポールの紀平英里さんに聞いた。

■活気に満ちているシンガポール
  来年は、世界初の路上でのナイター・レースが行われるF1グランプリが開催されるほか、カジノ・リゾートやユニバーサル・スタジオ建設の計画があるなど、近年ますます活気づくシンガポール。昨年のGDP(国内総生産)伸び率は7.9%を記録し、今年の伸び率の見通しも7〜8%と経済も良好。金融・建設部門の好調にあやかって、シンガポール経済はさらなる発展が期待されています。

■東南アジアのハブ国
  赤道直下、マレー半島最南端のシンガポールは、シドニー、東京から飛行機でおよそ7時間。総面積は東京23区程度と小さな国ですが、地理的な利便性や整ったインフラから、「東南アジアの経済ハブ国」として世界中から企業が進出しています。
  公用語は英語。中華系、マレー系、インド系からなる多民族国家であるほか、居住する外国人の割合は人口のおよそ20%にも上り、グローバルな生活環境となっています。もちろん仕事上でも、シンガポール人や欧米人などさまざまな国の人々と出会う機会があり、インターナショナルなビジネス環境と言えるでしょう。

■日本人にとって生活しやすい環境 
  犯罪率は世界でも最低レベルであるシンガポール。女性の夜間の1人歩きも特に問題ありません。住環境も非常に整っています。多くの外国人就労者が賃貸するプライベート・アパートメントやコンドミニアム(日本で言う高級マンション)には、プールやサウナ、ジムなどの設備が充実し、リゾート・ライフを日常的に堪能できます。セキュリティーが24時間体制で完備している施設もあり安全面も良好。外国人にとって安心できる住環境と言えます。
  住宅費はルーム・シェアで月額5〜8万円程度と少し割高感はあるものの、生活物価はオーストラリアと比較すると総じて割安です。公共の交通機関(地下鉄・バス)は70〜100円程度、ランチは200〜300円もあれば満腹になり、余裕のある生活ができます。
  また、海外生活中に1度は恋しくなる日本食ですが、シンガポールにはおよそ3万人もの日本人が在住しており、日本食レストランや、吉野家、元気寿司、モスバーガーなどのチェーン店が点在しているほか、大手スーパーなら必ずといっていいほど日本食コーナーを設置しており、日本製の調味料や菓子などを簡単に手に入れることができます。加えて、ベスト電器や紀伊國屋書店など、日系店舗も多く進出しているので、日本人にとって、生活しやすい環境と言えます。

■知られざるシンガポール就職の可能性
  海外就職で時に悩みの種となる就労ビザですが、シンガポールはほかの英語圏より比較的取得しやすいと言われています。4年制大学を卒業していない人でも、数年の就労経験などにより、ビザ取得の可能性が十分あります。また、ビザ申請時に企業のサポートがあるのも、外国人にとって利点です。
  今期は好景気を背景に過去最高となる新規雇用が創出され、日本人向けの求人もますます増加しています。シンガポール求人の特徴は、日系・外資系問わず、事務・営業・経理・IT・金融など、多岐にわたる業種や職種の選択肢があるということです。就労経験のない新卒者を含め、海外留学を経験した多くの日本人が日本語と英語を使いながら、さまざまな業界で活躍しています。

■現地企業に求められている日本人
  就労するにあたり、日常的意志疎通ができる程度の英会話力が一般的に必須となります。TOEICスコアの目安としては650〜700点程度です。また、Word・Excelなどのパソコン・スキルは最低限必要です。
  ほとんどの求人で即戦力が求められており、最低2〜3年の就労経験があることが望ましいでしょう。ほかには、コミュニケーション能力や柔軟性が求められています。経験が満たない人は、実務経験以外のことも含めてアピールできる材料を見つけましょう。
  また日本人向けの求人は、日本とシンガポールの架け橋的役割をするものが多くを占めています。単に、「日本語を母国語とした日本人」というだけではなく、日系・外資系ともに、日本人的なマナーやビジネス感覚のある人を求めていることを忘れてはいけません。

■オーストラリア留学経験の生かし方
  弊社は、オーストラリアで身に着けた語学力や、大学・専門学校などで専門的なスキルを取得したたくさんの方々にご利用いただいております。温暖な気候が好きな人が多いこと、日本との時差が1時間と日本にいる家族や友人と連絡が取りやすいなど、オーストラリアとシンガポールには類似したところがあります。また、多民族国家であるオーストラリア留学中に培った各国の文化習慣や商慣習を尊重できる柔軟性や国際性は、同じ多民族国家シンガポールで大いに役立ちます。
  日本語と英語を使いながら、日本人、シンガポール人、欧米人など、どんな相手とも上手くコミュニケーションを取ることができることは、就労するにあたり非常に大切なことです。

シンガポールでの就職活動の流れ


※エージェント(パソナ・シンガポール)を利用した場合

【パソナ・シンガポールへお問い合わせ】
ジャパン・デスクのEメール()に、
希望する就職時期や職種を相談(質問や相談は随時受付)
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【履歴書作成】
英文レジュメを作成
  ▼
【求人紹介】
これまでの経験や希望職種に合わせて求人をご紹介
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【書類選考】
希望する求人があれば、パソナ・シンガポール経由で企業へレジュメを送付
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【シンガポールで面接】
企業で書類選考後、パソナ・シンガポールが企業との面接をアレンジ
(2次面接まであるのが一般的)
※通常、就職活動のためのシンガポール滞在期間は1〜2週間程度が目安
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【内定と雇用契約書の締結】
企業と雇用契約を交わし正式な内定
企業よりビザの申請
※通常、ビザ申請まで2週間〜1カ月程度
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【勤務開始】
ビザ取得後、勤務スタート !

「オーストラリア留学生の登録者が年々増加しており、お問い合わせを多くいただいている」というパソナ・シンガポール・ジャパン・デスクの紀平英里さん(写真中央)と同社コンサルタント・メンバーの皆さん

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