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登山家のホールさん、エベレストから生還 - 2006年5月31日 |
カトマンズに到着
オーストラリア人の登山家、リンカーン・ホールさん(50)が30日、世界最高峰のエベレスト(8,848メートル)から生還し、ネパールの首都カトマンズに到着した。胸部の感染症と脳浮腫にかかっており、指先は凍傷のため黒ずんでいるが、ゆっくり自力で歩きながら、かすれた声でTVのインタビューに答えた。ホールさんは25日、高山病の一種である脳浮腫のため死亡したと報じられたが、翌日アメリカの登山家により生存が確認され、ロシア人医師の治療を受けて下山に成功。カトマンズの病院で治療を受け、帰国する予定という。
一方、ネパールのマナスル山(8,156メートル)では、シドニー出身の登山家スー・フィアーさん(43)が28日、クレバスに転落し、死亡したと見られている。(AAP)
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