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ユダヤ人大量虐殺に関わったアロー・クロスの男性、89歳で死去 - 2006年7月13日 |
第2次世界大戦でユダヤ人大量虐殺に関わったとして告訴されていた男性が13日、89歳で死去した。死因は不明だが、殺人事件ではないと見られている。この男性は、ハンガリーのアロー・クロスの一員、ラヨシュ・ポルガー氏。アロー・クロスは大戦中にナチスとともにブダペストで数千人のユダヤ人を虐殺したとされている。ナチの捜索者として知られ、ロサンゼルスを拠点とするイスラエルのサイモン・ヴィーゼンタール・センター所長のエフライム・ツロフ博士は2月に、ポルガー氏とアロー・クロスによるユダヤ人大量虐殺の関連を示す新たな証拠を提示していた。同博士は、ポルガー氏の本格的な捜査が始まる前に同氏が死去したことを遺憾とした。
豪連邦警察は最近、ポルガー氏に対する告訴を証拠不十分で棄却していた。また、ポルガー氏の息子のロウさんは、同氏は無罪で拷問や殺人などには何の関わりもないと主張している。(AAP)
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