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連邦裁、クジラ保護団体の提訴有効を認める - 2006年7月14日 |
政治判断による却下が一転
連邦裁判所は14日、動物愛護協会(HSI)が日本の民間会社の調査捕鯨を禁止するよう提訴していた問題について、2対1の多数決で同協会の提訴を有効とする判断を下した。同協会は2004年、共同船舶会社(本社・東京)が2000年以降に、南極付近のオーストラリアの鯨サンクチュアリ(聖域)でミンククジラを850頭以上殺したとして提訴。しかし2005年5月、フィリップ・ルドック司法長官が日豪外交問題に発展する懸念を表明したのを受け、ジェームズ・アルソップ判事が訴えを退けていた。同協会は、同社による豪州法下の違法行為を差し止めるよう、裁判所に求めるとしている。(AAP)
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