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P&O社、船上の違法行為撲滅を主張 - 2006年7月05日 |
改善策、既に実施
P&Oクルーズ社が、元乗船員の証言に反して、船上での違法行為は認めていないと主張している。元乗船員のジェフ・ドブジェッキー氏によると、乗船員は乗客の薬物使用を黙認するよう指示されており、またバーのスタッフは酒類の売り上げに応じて報酬を受け取るため、乗客に大量飲酒を勧めていたという。一方で、P&Oクルーズ社は4日、ドブジェッキー氏の主張を深刻に受け止めていると発表。マネージング・ディレクターのギャビン・スミス氏は、同社に改善の必要性があったことと、既に改善策を実施していることを認め、全クルーズとも出航前の麻薬探知犬を導入し、また各港における検査手続きを強化していると述べた。また、アルコール販売の方針も変更し、バーをすべて午前4時から10時まで閉店している。過度の行為を行った乗客には次の停泊港で下船を命じ、乗船費用の払い戻しもしないという。
これらの改善策は、2003年9月にクルーズ船上でダイアン・ブリンブルさん(42)の死体が発見された事件の捜査を受けて実施された。(AAP)
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