英国の一般看護師への道、より難関に−NHSの承認が必要 - 2006年7月11日

　豪州の看護師にとって、英国での就職が難しくなりそうだ。英国政府が自国で養成した看護師を優遇するために制度を変更すると見られる。このため、欧州連合（EU）加盟国以外の国の看護師は来月7日ごろから、英国で看護師として働くためには同国の国民保健サービス（NHS）の承認が必要になるという。新制度の下では、これまで同国内務省の不足職業リストに入っていた一般看護師がリストから削除され、最高18カ月の経験を有する看護師に与えられる「バンド5および6」という最も下の階級が適用される。一般看護師が不足職業と見なされなくなるため、雇用主は英国およびEU諸国以外からの看護師を受け入れる前に、国内およびEU諸国からの応募者の採用を試みたができなかったということを証明する必要がある。
　なお、既に英国内で働いている看護師と、看護師として最も上の階級に属する一部の専門分野の看護師は、今回の変更による影響を受けないという。（AAP）