スウィトコウスキ氏、ANSTO欠席を表明
「今後半年間は参画しない」
原発調査委員会の座長に任命されたジギー・スウィトコウスキ氏が7日、調査期間中はオーストラリア原子力科学技術機構(ANSTO)の役員会を欠席することを表明した。前テルストラCEOで原子力専門家の同氏は、ウラン鉱やウラン濃縮、原子力についての幅広い調査を行う同委員会の座長として、ジョン・ハワード首相から指名されていた。これに対し、環境保護団体や労働党は、スウィトコウスキ氏は原子力産業の拡大を支持するANSTOの役員でもあるため、意見が偏るとして反発。同氏は、調査が行われる間はANSTOの役員会を欠席すると表明し、「今後半年間、ANSTOが同委員会に提出する案には一切参画しない」と述べた。同氏はまた、調査委員会は複数の専門家により構成されており、メンバーのいずれかが調査に過大な影響力を与えることは考えられないと話した。同氏の見方では、原発設置に関しては、地球温暖化への影響なども考慮されつつ、主に経済的要因によって意思決定が行われるという。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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