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服のサイズを「寛大に」表示? - 2006年7月02日 |
製造・輸出相も問題視−VIC州
ファッション業界のデザイナーと小売業者が、消費者を惑わそうとして衣料品のサイズを「より寛大に」作っていると非難されている。ビクトリア(VIC)州のアンドレ・へアマイヤー製造・輸出相は1年前に、この紛らわしいシステムの改善を要求したが、依然として小売業者間でサイズの違いが見られるという。服のサイズの国内標準を呼びかけているデイジー・ヴェイチさんは、衣料品のサイズを正確に表示しないことは珍しくなく、また売り上げを伸ばすための効果的なマーケティング手段にもなっていると話している。例えば「サイズ10」は、実際には12くらいに大きい場合も、8くらいに小さい場合もあるという。ヴェイチさんは「サイズ表示のタグは、実際の大きさを示す代わりに、消費者に試着させて小さいサイズが着られると思い込ませ、購入を促すというマーケティング・ツールとして機能している」と述べている。ヘアマイヤー製造・輸出相のスポークスマンによると、同相は現在、豪州表示評価サイジング・コンソーシアム(SCALE)と協議中という。(AAP)
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