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文化・芸能 - 2007年2月13日

タックス・ヘイブンに税務署の調査

スポーツ、エンターテイメントの大物がずらり
 2月12日付ニューズ・リミテッド系紙は、オーストラリア最大規模の脱税捜査に関連して、映画俳優ポール・ホーガン氏の名前が法的文書に記載されていることを報道した。事件は、タックス・ヘイブンに詳しい会計士フィリップ・エグリショウらがチャネル諸島のジャージー島に設立し、現在はスイスのジュネーブにあるストローンズという事務所が中心になっている。国税庁の「プロジェクト・ウィッケンビー」は、ストローンズの顧客の脱税問題を扱い、犯罪摘発委員会の「オペレーション・ウィッケンビー」は、ストローズの一連の事件を刑事事件として捜査している。犯罪摘発委員会の捜査では5つの連邦機関が3億ドルの予算で捜査しており、連邦裁判所に提出された訴訟書類に、ポール・ホーガン氏、財務顧問のアンソニー・スチュアート氏、美術関係協力者ジョン・コーネル氏の名の他3人の事務所など合計23社の名が上がっており、違法脱税行為を捜査中の委員会が押収した書類を捜査に使うことについて、連邦裁判所に差し止め請求を提出、失敗した後、この事実が明らかにされた。ストローンズのタックス・ヘイブンに関しては、スポーツ界、芸能界その他の有名人が顧客として名を連ねており、元クリケット選手のシェーン・ウォーン氏や「ジョン・ファーナムとデイム・キリ・テ・カナワ 夢の共演」を企画し、デイム・キリが途中で破棄したため、2百万ドルの賠償請求訴訟を起こしたグレン・ウィートリー氏などの名前が上がっている。


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