特殊空挺部隊をアフガニスタンに再派遣か
タリバンの春季攻勢に備え
3月25日、ブレンダン・ネルソン防衛大臣は、特殊空挺部隊(SAS)をアフガニスタンに再派遣するかも知れないと語った。ネルソン大臣は2006年9月に一旦SASを引き揚げていたが、アフガニスタンに送り込んだ調査グループが報告書を送ってきており、それを基にアフガニスタンの春季に予想されているタリバンの猛烈な攻撃に備え、現在の駐ア部隊400人にさらに増援を送るかどうかを検討しているとした。「実のところ、増援が必要という意見が強い。タリバンは雪解け時期に猛烈な攻撃をかけてくると思う。すぐにでも決定しなければならない。「一旦は一部撤兵したが、アフガニスタンはテロリスト養成所になりかねないので再派遣が必要だ。アフガニスタンが近代的な自由主義社会への分岐点に立っているから、我々もアフガニスタンに駐留している」と語った。アメリカに本拠のある民間情報グループのストラトフォーは、タリバンの新戦術を重大に見ている。最近、パキスタンの情勢不安定な北西部でアメリカのスパイと見なされた人物が何人か殺害され、「アメリカのスパイの末路」とした書き置きが死体に留められていた。同グループの報告書は、「伝統的に春の雪解けがヒンドゥ・クッシュの戦闘シーズンの始まりで、諜報活動の活発化がその兆候になる。「言い替えれば、晩冬から西側の諜報員が潜入して聖戦派の活動を探り、聖戦派は諜報員と目された人物の処刑で対抗する」と述べている。3月24日、ネルソン大臣は、「軍部と相談し、再派遣するならSASということに意見が一致した」と語っている。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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