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国際 - 2007年3月20日

ジンバブエに対して毅然と対応を

ムガベ政権の反対派弾圧に
 3月11日、ジンバブエのハラレで反政府派グループの集まりに対して、警察隊が催涙弾、放水車、実弾を発射し、多数の参加メンバーを逮捕、暴行を加えた。殊に反対派リーダーのモーガン・ツヴァンギライ氏は頭部負傷で入院し、退院後は弁護士の元に匿われている。この弾圧事件が報道されると先進国では同国の独裁者ロバート・ムガベに対する非難が再び高まっている。ハワード首相は、イラク電撃訪問の帰途、「政府は、ジンバブエ国内情勢を憂慮する他の国とも協議し、国連や国連人権会議を通して、ジンバブエ政権にさらに圧力をかけることを検討する」と語った。ただ、現在予定されているクリケット・チームのジンバブエ遠征の中止を政府が要求するかどうかについては触れなかった。3月19日、野党外交スポークスマンのロバート・マクリーランド議員は、「スポーツ団体が、政府と異なる立場を取ることはよくあること。遠征を中止するのかどうかを知りたい」と発言し、「ジンバブエではオーストラリアが標榜する原則が踏みにじられている。そういう状況で、クリケット・チームはほんとうにジンバブエに遠征するつもりかどうかを聞きたい」と語った。緑の党のケリー・ネットル上院議員はさらに追及の手を伸ばし、「ハワード首相には、クリケット・ボイコットを支持し、必要なら経済的な援助を行なうことを要求する」と発言した。ハワード首相は、「ムガベが権力の座にとどまっているのは南アフリカなど隣接する国が効果的な圧力を加えようとしないからだムガベの平和的退陣以外にこの悲劇的な国を救う道はない」と発言した。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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