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政治 - 2007年3月25日

オーストラリア史上2度目の全政府一党政権なるか

今年後半の連邦選挙で労働党が勝てば
 3月24日のNSW州選挙でモリス・イエマ労働党政権が4選されたことで州・準州選挙で連続22回、労働党が勝利したことになる。今年後半と見られている連邦選挙では、ジョン・ハワード連邦首相は全土の州・準州を労働党に抑えられている状況で選挙を戦わなければならない。オーストラリア史上全政府が一党で占められたのは1969年から70年までの間保守連合が1年間樹立した記録があるだけ。NSW州選挙は、労働党現政権と野党保守連合の双方が有権者に嫌われるという状況で行なわれ、モリス・イエマ首相にとっては勝利といえない勝利で、現政権の有利さと、州レベルの保守連合がいずれも不安定な状態にあることを示した。準州では1998年にACTでケート・カーネル政権があった以外、9年間政権から見放され、州では1997年にSA州でディーン・ブラウン少数派政権があったきりで、VIC州のジェフ・ケネット政権もWA州のリチャード・コート政権も遠い話になってしまった。NSW州では、1988年にニック・グライナー自由党がバリー・アンズワース労働党を破ったが、3年後にはボブ・カーを相手に少数派政権を余儀なくされた。モリス・イエマ政権は医療、教育、交通など基本的な行政サービスで失敗しており、しかも大臣が幾人もスキャンダルで失脚したが、それでも保守連合は勝利することができなかった。今回の選挙は「ネガティブ・キャンペーン」とも呼ばれ、双方とも積極的な政策を打ち出さず、相手を叩くことに専念してきた。有権者は泥合戦には嫌悪を感じるかもしれないが、効果があったことも確かである。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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