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政治 - 2007年3月27日

カー、メディアを批判。ヒューソンは党内右翼を批判

元党首達のNSW州選挙総括
 3月26日のABCラジオに出演したボブ・カー前NSW州首相は、「今回ほどメディアが揃って政党に一方的支持を表明した選挙は過去にはなかったことだ。しかもメディアの見解と有権者の投票結果がこれほどかけ離れたこともかつてなかったことだ。シドニー・モーニング・ヘラルド紙もNSW州の現実を書き替えようとした。自由党の電子版パンフレットの役目を演じたこれらのメディアも有権者の投票傾向を変えることができなかったのは非常に興味深い。今回学校や病院が争点にならなかったが、過去にはなかったことだ。野党保守連合がこの分野で労働党以上の政策を打ち出せないからだ。今回の選挙のやり方が汚かったという意見があるが、保守連合の労使関係政策を批判するのは当然だ。もと汚くやっても良かった」と語っている。一方、ジョン・ヒューソン元自由党党首は、「自由党にとって今回の選挙は折角のチャンスをみすみす逃した。連邦政府は高い代償を支払うことになる。もし連邦自由党が本気であれば、労働党4選を防ぐことができた。ボブ・カー首相引退直後の政府の混乱が絶好の機会で、(穏健派の)ジョン・ブログデン(元州自由党党首)なら勝つことができたが、自由党内でキリスト教系超右派が台頭してきており、彼らがジョン・ブログデン氏を倒して、右派のピーター・デブナム氏を党首に据えたが、彼らには実質的な政策論は何もない。これは党首問題ではなく、州自由党の組織問題、政策、キャンペーン能力の問題だ」と語っている。(自由党地盤エッピング選挙区の公認争いでは超右派のグレッグ・スミス氏が中道のプル・ガワード氏を抑えて公認を獲得、今回選挙で当選しており、一方、何のつながりもないゴルバーン選挙区をあてがわれたプル・ガワード氏は当落すれすれで苦戦している)。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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