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政治 - 2007年10月15日

「Work Choices廃止の妨害はしない」

ボブ・ブラウン緑の党党首
 労働党と緑の党は、保守連合政権が打ち出してきた新労働法に反対していることでは一致しているが、労働党はこれまでの間の経営者側との駆け引きで、Work Choices法制を完全廃止せず、一部経営者に譲歩した形の修正案を出しており、完全廃止を主張する緑の党との食い違いで、緑の党が強硬な態度に出た場合、労働党案そのものが流れ、結果的に保守連合の現法制が生き残ることになるとの危惧が労働党内にあり、さらにTAS州北部のパルプ工場建設計画を労働党のピーター・ギャレット環境担当議員も支持しており、ブラウン党首が批判するといういきさつもあり、11月24日の連邦選挙に向けて、労働党と緑の党のプレファレンス交換の約束にも差し支える可能性が出ていた。10月14日、ジョン・ハワード連邦首相が選挙投票日を発表した後、ブラウン党首はスカイ・ニューズのインタビューに答え、「労働党が政権を握り、Work Choicesを縮小する場合、緑の党はそれを妨害しない。労働党案は十分ではないとしても、保守連合の現制度よりははるかにましであり、緑の党としては労働党案を支持した上で労働党と交渉していきたい」と語った。民主党のアンドリュー・パートレット上院議員は、「QLD州の議席は労働党と保守連合が陣取りした後、1議席を民主党、緑の党、ファミリー・ファースト、それにポーリン・ハンソンの新党で取り合いすることになるだろう」と悲観的な予想をしている。与党連合の片割れ、国民党党首のマーク・ベイル連邦副首相は、「労働党州政府の下で危機を迎えている病院制度を最大の争点として選挙に臨む」と語った。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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