ハワード首相、選挙投票日を発表

スポーティングベットで一番人気の11月24日
　10月12日、選挙日ギャンブルを引き受けているスポーティングベット・オーストラリアは、「11月24日」にかなりの金額が賭けられ、同日朝に$1.40だった配当が$1.26まで下がったと発表していた。同社によると、政治に関しては的中率はかなり高いという。二番人気は「12月1日」の$3.00で、当初本命かと言われていた「11月17日」は三番人気の$3.50だった。10月14日、キャンベラで連邦総督を訪れたジョン・ハワード連邦首相は、その後に記者会見を行い、11月24日を連邦選挙投票日とすることを発表した。10月15日に連邦議会下院閉会、10月17日下院解散となる。選挙人名簿登録は10月22日締め切り、立候補届では11月1日。その後、「オーストラリア国民にとって、保守連合こそ正しい選択だ。この国はまだまだ経済発展を続ける。そのためには国民が公正な分配を受けることが大事だ。保守連合は、オーストラリアの国防と経済で優れた実績を上げてきた。国民の選択肢は、優れた実績の政府か、それとも70%が労働組合出身者で占められる経験不足の男女グループかということだ」と述べ、労働党が政権を取れば、零細企業に敵対的な政策で失業率が上がると主張した。しかし、10月14日発表のサンヘラルド/タバナー世論調査によると、与野党の支持率は労働党59%に対して保守連合41%と今なお大きく開いている。また党首支持率ではケビン・ラッド労働党党首がジョン・ハワード連邦首相に10%ポイントの差を付けている。年齢別労働党支持率は18歳-29歳で73%、30歳-54歳で60%だが、55歳以上で保守連合が51%とわずかに労働党を上回っている。性別では女性の労働党支持率は56%、男性は62%となった。(AAP)