目指せば届く! 公認会計士への道
Gold Coast
ボンド大学卒業 商学/会社法専攻
成澤潤一郎さん
?
?
|
ボンド大学の卒業式での記念撮影
|
? 笑顔がとても印象的な彼は、QLD州のボンド大学の卒業生。オーストラリアに移住し、現地日系企業で会計の仕事をしている。目下の目標は、準会員として所属している会計士団体「CPA」の正会員になることだ。
1997年に来豪。「英語を話せるようになって、いろいろな国の人に接してみたい」と思い、多文化主義のオーストラリアに語学留学することを決めた。語学学校では、英語力を伸ばし、会話をすることで世界各国の友人ができ、他国の友人からさまざまなことを学ぶことに喜びを覚えた。それがオーストラリアでの進学を決意するきっかけになったという。もともと興味があったビジネスのことを勉強しようと思い、TAFEでビジネスと会計士の基礎知識を身に着けた。大学ではビジネスと法律を勉強する。専門用語ばかりの講義は、1回で理解することが難しく、講義のビデオを見ながら勉強するために、毎日図書室に通った。
「印象に残っている授業は『オーガナイゼーション・ビヘイビア』。これはクラスメート同士で仮想の会社を作ってみる、という実践に近い形でビジネスの流れを学ぶ授業。日本人、オーストラリア人、中国人、インド人、ノルウェー人、フランス人と、国籍がバラバラのグループでした。意見が食い違うことがよくありましたが、みんなが意見を出し合い、知恵を絞って、1つのゴールに向かっていくという作業がとても楽しかったんです」
現在はオーストラリアの永住権を取得しているが、来豪当初はオーストラリアに移住するつもりはなかった。何が彼を変えたのか ? 来豪して以来、数多くの人に刺激を受け、価値観や世界観が大きく変わり、仕事とプライベートをバランスよく両立させるオーストラリア人のライフスタイルに憧れ、移住を決めた。
CPAの正会員になるためには、会計士として3年以上の経験が必要で、さらに半年に1学科ずつあるテスト、計6学科すべてをパスしなければならない。この高いハードルを越えるために猛勉強の日々が続く。
●これまでの経緯
1997年5月、ゴールドコーストへ語学留学。ボンド大学付属の語学学校で英語の勉強を始める
▼
1999年7月、TAFEのインターナショナル・ビジネス・コースへ進学
▼
2000年9月、ボンド大学入学。法学部に入学するが、ビジネスと法律の両方が学べる会社法専攻に変更する
▼
2004年12月、ボンド大学卒業。商学と会社法のダブル・メージャー(2重専攻)で卒業
▼
2005年9月、永住権取得 |
何が変わった ?
オーストラリアに来て、価値観や世界観が大きく変化。当初は考えていなかった永住権取得を決意。
|
オーストラリア留学を機に大きく成長した7人の先輩たち
?
▲このページのトップへ