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難民一家、連邦政府に幼児死亡の補償を要求 - 2006年7月05日 |
1週間以内に協議開始しなければ提訴も
ブルンジ共和国からの難民の幼児が豪州に到着して数時間以内に亡くなり、幼児の家族が連邦政府に補償を求めている。一家は、補償についての協議を1週間以内に開始しなければ、連邦政府と、一家を保護する役割を担っていたオーストラリアン・センター・オブ・ランゲージ(ACL)の契約スタッフを訴えるとしている。ブルンジ共和国からの難民として、昨年11月4日に家族とともに豪州に到着したリチャード・ニョンサバちゃんは、慢性の鎌状赤血球貧血を患っていた。ACLのケース・ワーカーはリチャードちゃんの症状についてのファイルを読み、シドニー西郊フェアフィールドの一家の自宅を出る際に、緊急時は000をダイヤルするよう告げたという。しかし、リチャードちゃんの父親は英語を話せず、電話を使うことも助けを求めることもできなかったため、リチャードちゃんは数時間後に亡くなった。一家の弁護士は、連邦政府がリチャードちゃんの看病に必要な情報を確実にACLに伝えなかったことについて、またACLが一家に電話の使い方あるいは緊急時に母国語を話す人に助けを求める方法を伝えなかったことについて、義務を怠ったと主張している。(AAP)
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