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謎の米億万長者、豪州への寄付について語る - 2006年7月04日 |
QLD州に2億ドルを寄付−チャールズ・フィーニー氏
豪州の医療分野に多額の寄付をした米国の億万長者の男性が、自身の資金の「意義のある」使い道について語った。この男性はアイルランド系米国人のチャールズ・フィーニー氏。世界中の空港などに2,000軒の免税店を展開して財産を築いたが、安価な時計を身に着け、飛行機はエコノミー・クラスを利用するという倹約家として知られている。1988年に「フォーブス」誌で、世界で最も裕福な400人の中でトップ20入りした同氏は、豪州のテニス選手トップ10の1人で昨年2月に65歳で亡くなったケン・フレッチャー氏を通じて、クイーンズランド(QLD)の医療機関と大学に2億ドルを寄付してきた。フィーニー氏と1960年代から親交を深めていたフレッチャー氏は、出身地のブリスベンにフィーニー氏を招待。以来、ブリスベンが気に入り、年に3カ月は滞在するようになったというフィーニー氏は、「80年代に、自分の資金を人々が必要とするものに使おうと考えた。自分がしたことはほんの小さなこと」と国営ABC放送の番組「オーストラリアン・ストーリー」で語った。ピーター・ビーティーQLD州首相は、フィーニー氏の支援により多数の医療機関の設置や調査プロジェクトが実現したと述べている。(AAP)
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