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中国からの移民、イージーな生活に憧れ - 2006年7月07日 |
経済的要因より社会的・環境的要因が大
「東洋からの移民は勤勉」という固定観念は捨てましょう−。ある調査によると、豪州に移住する中国人の大部分は、よりのんびりした生活を求めているという。調査を実施したのはニュー・サウス・ウェールズ大学の修士課程に在籍するカリン・メーダーさん。豪州に移住を申請した南京および北京の中国人117人を対象に行った調査によると、中国人は、寛容で文化的多様性があり民主的な豪州でのゆったりした暮らしを期待して移住してくるという。メーダーさんは、中国人はオーストラリア人に対し、ゆったり、のんびりしていて変わった英語を話す人々という印象を持っており、それを見習いたいとも思っていると話す。中国人が豪州への移住を決めるのは、経済的要因よりも、社会的・環境的要因によるところが大きくなっているという。豪州の気候も、暮らしやすい土地という印象づけに一役買っている。また、オーストラリア人は開放的、親切、寛容、健康的、平等主義で、仕事と楽しみのバランスの取り方を知っている人々だという印象も持っているという。(AAP)
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