チャイルドケア費用、2001年に比べ倍増
子供を持つ親の4人に1人が労働時間を削減
最近の調査結果によると、チャイルドケア(託児施設)の費用が非常に高くなっており、子供の世話をするために労働時間の削減を余儀なくされる親が増えてきているという。企業と非政府団体による共同組織「タスクフォース・オン・コスト」が、チャイルドケアの費用面での利用可能性を表す指数を発表した。調査によると、チャイルドケアの費用は2001年12月に比べ上昇しており、費用面での利用可能性は50パーセント以上下落した。調査は「チャイルドケア費用が収入増加を上回る勢いで上昇し続けた場合、チャイルドケアは平均的な家庭にとって高すぎるものとなり、退職を検討する親もさらに増えるだろう」としている。実際、チャイルドケアの費用が高すぎるという理由で、既に4人に1人が労働時間を減らしているという結果も出ている。労働党のチャイルドケア関連のスポークスマン、ジェニー・マクリン氏は、現状が悪化の一途をたどっているとして、ハワード政権は同組織の意見を聞くべきと主張。同氏は「連邦政府が政策の遂行を決定すれば、チャイルドケアの利用可能性は高まる」「残念ながらハワード政権は現時点で、チャイルドケア費用高騰という危機の存在を認めていない」との声明を出し、現状が改善されない限り親は働けず、オーストラリア経済の繁栄を脅かすと述べた。一方、マル・ブロー家族相は、労働党による一方的な情報であると反論。連合政権の下で、チャイルドケアへの支出は倍増しているという。「今回の発表は、チャイルドケアの存在に対立しようとする労働党の動きであり、地域社会の自信を失わせるだけ」とし、「労働党の無責任な行動により、子供を持つ親がチャイルドケアを探そうという気を失うことになる。質の高いチャイルドケアを利用して働きに出るよう促進する努力を無駄にしている」と述べている。(AAP)
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