25today.com
最新ニュース
[ 社会 ] [ コミュニティー ] [ スポーツ ] [ ビジネス ] [ 経済 ] [ 政治 ] [ 国際 ] [ 文化・芸能 ] [ 総領事館安全情報 ] [ そのほか ]
政治 - 2007年3月13日

連邦大臣、持ち株所有公開を忘れる

野党労働党、報復的追及の手をゆるめず
 3月13日、連邦政府のサント・サントーロ高齢者問題担当大臣は、所管分野の企業の株式を所有していたことが明らかになった。問題の企業はリューマチ性関節炎治療薬を開発しているバイオテクノロジー企業CBio社で、同大臣は$6,000相当の持ち株で100%の利益を得た。大臣は、「技術的に言えば法規違反だが、問題の株式所有を見落としていただけで、気づいて直ちに是正措置を取った」と語っている。しかし、労働党の「公共説明責任」スポークスマンのアラン・グリン議員は、「大臣が、ジョン・ハワード連邦首相が定めた大臣の行動規範に違反したことは明らかで、同じ行動規範でイアン・キャンベル大臣も辞任したではないか。サントーロ大臣は、所有する株式が利害抵触になるおそれがあることを申告すべきだったが、それを怠った。うっかりしていたとか意図しなかったというのは言い訳にならない。キャンベル上院議員の場合はもっと小さい違反だったが、首相は容赦なく処断した。しかし、サントーロ大臣の違反にはなんの処置も取ろうとしない」と追及の手をゆるめなかった。サントーロ大臣は、株式を買ったのは、2006年1月に高齢者問題担当大臣に就任する以前で、大臣就任宣誓前に利害関係の申告すべきところをうっかり見落としていた。2006年10月11日に財務報告書を受け取った時、問題の株式を所有していたことに気づき、同日財務顧問に連絡し、株式売却の手続きを取った。売却で$12,000を得たが、利益の半分を慈善団体に寄付し、首相にも上院にも報告し、すべてを明らかにした。誰に要求されたわけでもない。自発的に行なった。できる限りの手続きを取ったと語っている。(AAP)


最新ニュース
政治のニュース
過去の記事
おことわり 広告に関するお問い合わせ サイトに関するお問い合わせ
2006 NICHIGO PRESS ALL RIGHTS RESERVED