シーワールドの飼育員、ジュゴンと衝突
軽いむち打ち症で入院、来週にも復帰
ゴールドコーストのテーマ・パーク「シーワールド」で、水槽のガラスの内側を掃除していた35歳のダイバーが、水に飛び込んだジュゴンと衝突し、軽いむち打ち症で病院に収容された。シーワールドの海洋科学マネージャ、スティーブ・マコート氏によると、「ジュゴンはおとなしく好奇心の強い動物で人間を襲うことはしないが、今回はいくつかの偶然が重なって人間が負傷しただけ。事故後もジュゴンは人間に対する悪意をまったく示していない」とのこと。事故は、ダイバーがダイビング器具を付け、ジュゴンの水槽に潜っている時に、8歳で体重240kgのジュゴンの「ピッグ」がダイビング器具にからまり、パニックに陥って水から飛び出そうとして勢いが足りず、そのままダイバーの上に落ちてきたとされている。ダイバーも負傷したが、ピッグも背中に全治数日のすり傷を負った。マコート氏によると、ジュゴンは食べることしか能のない動物で、ピッグと仲間のウルの2頭で1日に100kgのレタスを食べる。事故後も早速食事に戻った。ピッグは1998年11月、出産後すぐにQLD国立公園局係官に救出され、人に育てられた。その後野生に放たれたこともあるが、病気にかかり、自然のジュゴン社会にも溶け込めず、6か月でシーワールドに戻ってきた。2002年3月にもモートン湾に放されたことがあるが、深刻な栄養不良状態で見つかり、QLD環境保護庁(QEPA)の許可を得てシーワールドの住人に落ち着いた。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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