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社会 - 2007年3月16日

ホームレス実態調査報告書

政府機関豪厚生研究所(AIHW)の報告書
 3月15日にAIHWが発表した報告書によれば、何千人もの精神障害者や薬物中毒者が政府運営の臨時宿泊所を締め出され、車、テント、街頭で眠るホームレスになっている。この報告書は、宿泊所援護プログラム(SAAP)を利用したことのある人々を追跡調査したもので、5人に1人は薬物またはアルコール中毒症状で、12%が精神障害を持っていることが明らかになったとしている。また、精神障害を持つ人々の6%、年間700人強が、適切な落ち着き先もないまま政府運営の宿泊所を出ている。また、薬物・アルコール中毒者の14%、年間2,500人が、宿泊所を出た後ホームレスになっている。また、薬物中毒や精神障害を持つ人々は、持たない人々に比べ、サポートを受ける前後に車、テント、公園、街頭、空き家などで寝泊まりする率が高いとしている。ただし、政府運営の宿泊所で過ごした後はホームレスになる率が下がることも明らかになり、「援護を受ける期間の長い人ほど宿泊所出所後にホームレスになる率が低く、宿泊所滞在が1週間未満の場合には4人に1人がホームレスに舞い戻る。また精神障害または薬物中毒者の5人に1人は、援護宿泊所または緊急宿泊所を往復し、10人に1人は宿泊所と病院、刑務所、薬物中毒解毒センターとの間を移動している。SAAPは、ホームレスまたはホームレスになる可能性のある人々に宿泊所を提供するSAAPは連邦と州政府の共同出資でまかなわれているが、2004年度には11万5,000人がSAAPを利用し、様々な援護を受けている。援護を受ける人々は25歳から44歳の男子が大部分を占め、子供も家族もない例が多いが、8%は、入所時に子供連れであり、その場合には女性が多く、5%は精神障害に悩んでいる。また、精神障害で悩んでいる人々が精神科医の助けを求めても、7人に1人は求めを拒まれ、アルコール・薬物中毒治療を求める人の10人に1人が援助を拒まれている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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