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政治 - 2007年3月19日

NSW、州政府、糖尿病パイロット・プログラム発表

タイプ2糖尿病患者募集
 NSW州政府は、患者の増えているハイリスクのタイプ2糖尿病対策として、タフなパイロット・プログラムを開発、同患者を2,000人以上も募集する予定。プログラムは、リアリティTV番組と呼ばれる「ビッゲスト・ルーザー」のスタイルで展開し、栄養士、教育者、運動生理学者その他の健康専門家のグループが参加者の支援を行ない、体重減少、脂肪食を減らし、繊維食や運動量を増やすことなどを目指す。州政府のジョン・ハツィステルゴス保健大臣は、「このプログラムでは、タイプ2糖尿病発症の2大要因とされる運動と食事の習慣に専門家が隅々まで厳重な指導を続ける。この方法で健康改善が望める人を集めたい。もし成功すれば、同じプログラムを州各地で展開したい」としている。保健相は、「オーストラリア全土でタイプ2糖尿病患者は100万人いるといわれ、毎年10万人が新しく発症する。2006年にNSW州では、男子の8.3%、女子の6.9%が糖尿病または高血糖症と診断されており、その率は毎年増えている」と語り、「このまま放置すると、オーストラリアの人口が高齢化し、体重過重と運動不足に応じてタイプ2糖尿病患者が急速に増えていく。また、国内のタイプ2糖尿病治療その他のコストは22億ドルに達する。ただ、いい知らせとして、タイプ2糖尿病は生活習慣病であり、その原因はいずれも予防可能だということが挙げられる。肥満と運動不足はこのタイプの最大の病因として突き止められている。今回のプログラムでもこの二つを重点的に改善する」としている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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