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経済 - 2007年3月17日

貿易赤字改善にストップ

輸入需要拡大傾向で逆戻り
 オーストラリアの貿易赤字が2007年1月に急に改善され始めたかのように見えたが、長続きはしなかった。3月16日、オーストラリア統計局の発表した2007年2月の数字は、強力な国内需要が海外からの輸入上昇を招いており、一方で干ばつにあえぐ農産物の輸出は伸び悩んでいることが明らかになった。ANZ銀行エコノミストは、「2月の輸入額は季節変動調整後で前月に比べ3%上昇。貿易赤字を現在の額に留めておくためには輸出が2.5%伸びなければならないが、輸出農産物への干ばつの影響を考えるとそれも難しい」と語り、「農産物輸出額に変化がなく、他の部門の輸出増額で相殺していると仮定した場合には、2月期の貿易赤字は14億ドルに膨れ上がると予想される」としている。この数値は、11億ドルという過去12か月間の平均貿易赤字に比べてかなり高い。これまでの貿易赤字は、2006年12月は13億7,900万ドル、2007年1月は8億8,900万ドルだった。経常収支の赤字は、2006年第3四半期には126億ドルだったが、第4四半期には150億ドルに膨れ上がっている。これは主として、農村部が100年に1回という厳しい干ばつに襲われ、農産物輸出が減少していることが原因になっている。しかし、2006年第4四半期には、強力な国内需要が経済成長を約1.0%を押し上げており、一方GDP中の輸出額が1.3%減少しており、農業部門の生産額が11%下落している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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