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経済 - 2007年2月28日

中国の株価下落が世界の市場に波及

ハワード・コステロ、豪経済のネバリ強さを強調
 2月27日、中国の上海株式市場が急落したのをきっかけに世界的な株価急落が起きた。原因は中国政府の株価抑制政策があるとの予想から売りが続出したことだとされている。2月28日午前にはピーター・コステロ財務相が声明し、「豪市場はこのショックによく耐えられる。中国に始まった世界市場の動向とオーストラリアの株式市場の動向は、現代の世界経済全体が緊密に連関していることを示している。かつて、海外のショックが豪経済にどれほどプレッシャーになるかを話したことがある。だからこそ、経済の成長、雇用、均衡予算、低負債を目標に経済運営を行なってきた」と語り、「中国市場の動きに続いて、今後もしばらく株式市場の不安定が続くだろうが、豪経済は世界でももっとも強力な経済の一つになっている。この波を乗り越えることができる」とした。さらに、「豪市場を支えているのは収益性の高い企業、好調な雇用、低インフレ、巨額の資本が国内に投資されていることだ。中国ではこれを機会に調整が行なわれると予想する。それはオーストラリアにとってもいいことだ」と述べた。また、ジョン・ハワード連邦首相は、「今回の株価急落におびえたり、パニックになることはない。中国のように急激に成長する経済では時折調整が必要になる。豪経済は非常に強力であり、今回のような変動も吸収することができる」と語った。さらに、「オーストラリア市場も引きずられて急落したが、それでも前年度比較で19%も成長している」と語り、「豪経済は中国と密接に連関しすぎているのではないか」との意見を否定し、「たった1日の世界市場の変化で中期や長期の豪経済を判断しない方がいい」と語った。(AAP)


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