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経済 - 2007年2月27日

QLD、土地価格高騰

「急激な人口増加抑止に」と州首相
 2月26日、天然資源水源省(NRW)が発表した地価評価によると、QLD州北部ボウエン近くの町コリンズビルでは、2004年10月以来地価が高騰しており、$2,100だった区画が$28,000と1,300%も上昇したと報告されている。この町はボウエンの炭鉱地帯にあり、天然資源ブームが反映したもの。州中部のエメラルドに近いコメットの町でも1,250%の上昇が記録された。ブリスベンの地価平均上昇率は9%で$260,963、ゴールドコーストは14%で$279,845となっている。地価上昇率が大きいのは郡部中心地でロックハンプトンやタウンズビル近辺では50%、ケアンズやバンダバーグでは30%程度の上昇率になっている。ピーター・ビーティ州首相は、「地価高騰は必ずしも悪いニュースではない。これでQLD州の人口急増が抑えられるだろう。これまで州境を越えて人が押し寄せてきた。州政府は人口増大に合わせて病院、学校、道路を建設していたが、これほどの急増は州にも地域にも大きな圧力になってきていた。人口増加が緩やかになるのは悪いことではない」と語っている。通常、地価評価は住民税額決定の基準になるが、NRWスポークスマンのブライアン・バンダージー氏によれば、「地価上昇がそのまま住民税上昇になるわけではない。地方自治体の行政サービスにかかる経費を計算し、その額を住民税の基準にする」ことになる。しかし、州野党財務担当スポークスマンのブルース・フレッグ議員は、「地価評価額が上がれば、不動産税課税ラインの$500,000を越える住宅不動産が増え、不動産所有者の税負担増は賃貸住宅の家賃に転嫁され、すでに物価増にあえいでいる借家人にしわ寄せがいく」と警告している。(AAP)


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