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政治 - 2007年2月27日

NSW州野党保守連合、世論調査で苦戦

3月の州選挙を控え支持率低下
 2月24、25日に実施されたヘラルド・ACニールセンの世論調査は、2党選択ではモリス・イエマ労働党政権支持率が57%、保守連合支持率が43%と労働党の圧勝を示しており、またオーストラリアン紙の報道でも、過去2か月の間に実施されたニューズポル世論調査が、同59%対41%という結果を出している。このままで選挙戦に入れば、労働党が自由党から3議席を奪い、23議席の多数党になる。保守連合は、今回の選挙で負けても2011年の選挙を視野に入れ、6議席を労働党から奪回することに期待をつないでいる。労働党政権は、これまでに数人の大臣がスキャンダルに見舞われており、公共交通、水、不動産などいくつもの失政で有権者の憤激を買っているだけに、労働党の失策を保守連合支持率上昇に結びつけられないピーター・デブナム自由党党首の政治手腕が再び問題になることは必至。フェアファクス系紙の報道では、「ピーター・デブナム党首の知名度が上がってきた現在でも有権者はデブナム氏に好感を持っていない」とされている。実力評価では、労働党の「実力」が過去4年間に18ポイント下がって21%になり、保守連合の方が「実力」があるとする評価も2ポイント下がって、31%になっている。調査分析者は、「有権者は、労働党政権の実績を評価していないが、さりとて保守連合がそれ以上の政治実力を持っているとも考えていない」と述べている。党首評価ではイエマ氏55%に対し、デブナム氏34%と大きな開きがある。(AAP)


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