コステロ、ハワード「財務相」を酷評
ハワード首相伝記で「忌憚ない意見」
ジョン・ハワード首相は7月26日に68歳の誕生日を迎え、それと踵を接するようにピーター・バン・オンセレン・ウエイン・エリングトン共著の伝記が出版されるが、7月19日付フェアファクス系紙にその抜粋が掲載された。著者との腹蔵ないインタビューで、コステロ氏は、フレーザー自由党政権時代のハワード「財務相」の実績を「公定歩合やインフレ率を見る限り、成功とは言えない」と評した。ハワード氏は1977年から1983年までマルコム・フレーザー内閣閣僚を務めた。その時期のハワード氏を、コステロ財務相は、「立派な改革者とは呼べない」として、当時、ハワード氏は、キャンベル調査委員会が勧告した金融制度の自由化を逃しており、それについてもコステロ氏は、「ハワード氏なら、『ああ、私はいつでも自由化には賛成だが、マルコムが止めたのだ』と言いかねないが、実際のところ、ハワード氏が敢えて自由化を推進しようとすればできた」と語っている。また、コステロ財務相は、ハワード首相が強硬に主張するために連邦政府が大々的な予算ばらまきを行っているが、それが長続きするかどうかにも懸念を抱いており、「ツケを払うのは私だ。それが心配だ。しかも今日のツケを払えば終わりというわけじゃない。5年、10年、15年先もツケを払わなければならないと考えるといつまでも続けられることではないと不安になる」と語っている。また、2001年にコステロ財務相が首相の座を狙って行動した時に不審なメモが漏洩されたことについても、コステロ氏は、ハワード氏が意図的に漏らした内容ではないかと疑っていることが伝記に記載されている。また、ハワード夫妻は何度も大臣を食事に招いているのに、11年の間に一度もコステロ夫妻を食事に招いたことがないとしている。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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