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政治 - 2007年10月02日

反対派、パルプ工場環境評価即時公開を要求

「公開は認可・不認可決定後」と環境相
 TAS州最大の林業会社ガンズ・リミテッドが同島北部に建設計画を建てているパルプ工場に対する環境評価は、連邦政府の科学技官ジム・ピーコック博士が実施し、先週マルコム・タンブル環境相に報告書を提出した。環境相は、「報告書に盛り込まれた勧告を受け入れる、また報告書の公開は計画の認可・不認可決定後になる」と語っている。パルプ工場は支持・反対が先鋭化しており、建設用地の地元だけでなく、環境相の地盤であるシドニー東部でもタンブル氏支持率に影響する可能性がある。連邦野党労働党の環境問題担当ピーター・ギャレット議員と、著名実業家でタンブル大臣の地盤でパルプ工場反対運動を展開しているジェフリー・カズンズ氏が報告書の即時公開を要求している。ギャレット議員は、「タンブル大臣が報告書の勧告を受け入れるというのであれば、報告書を即時公開すべきだ」と語っており、カズンズ氏は、「法律関係者によると、大臣は、将来的にパルプ工場の科学資料が提出されるという条件で工場建設を認可することはできない。工場計画が不認可になった場合、ガンズ社は新しく申請し直さなければならない」と語った。また、タンブル議員が、「ピーコック報告書に関して、環境省がガンズ社と話し合った」と明らかにしており、緑の党のボブ・ブラウン党首が、「連邦政府は、建設予定地のタマー・バレーの住民10万人には、報告書内容を秘密にしておきながら、ガンズ社のジョン・ゲイ社長にはインサイダー的特権を与えた」と連邦政府を非難。カズンズ氏も、「報告書を特定人物にだけ公開するのは不適切だ」と語っている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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