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政治 - 2007年9月30日

「州政府に病院運営能力なし」

ハワード首相の対州戦線
 9月28日、メルボルンのサザン・クロス・ブロードカスティング系ラジオ放送に出演したジョン・ハワード連邦首相は、「州政府、とりわけNSW州政府は病院運営がまずい。連邦政府が州に注ぎ込んでいる予算を考えると連邦政府が州の病院運営にもっと発言してもいいと思う。2008年に連邦と州の間で保健医療協定再交渉があるが、その際に病院運営に対して連邦政府の発言権を主張するつもりだ」と語った。また、全国で見られる問題は、病院運営について地元の声が反映されていないことだ。タスマニア州ダベンポートのマージー病院を連邦政府管理に移したのは、連邦政府の資金と地元信託による管理を試験的に行うつもりだ。マージー病院の試験的運営は公立病院運営体制として州政府が行うよりもはるかにうまくいってみんなが驚くような結果になると思う」と語った。首相の発言は、妊娠14週間の女性が、シドニー北岸のロイヤル・ノース・ショア病院緊急病棟で看護婦にも医師にも診察を受けることができないまま2時間待たされ、トイレで流産した事件の後で行われた。さらに、「病院などの医療の予算のうち40%から50%は連邦政府が支出しているが、その運営は全面的に州政府や準州政府が行っている。病院の運営が非常にまずいケースがある。ことにNSW州の病院運営はひどい」と語り、そもそも政府が病院のような機関を運営するのに適しているとは思わないとした。また、「労働党が連邦政権を握ればもっとひどいことになる」と語ったトニー・アボット保健大臣の発言を支持した。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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