イエマNSW州首相、遊説先で連続抗議に出会う
地球温暖化問題と教育問題
3月20日、選挙遊説でニューカッスルを訪れていたモリス・イエマNSW州首相がEDI車両整備工場訪問をしようとしたところ、待ち構えていたニューカッスルの環境保護団体「ライジング・タイド・ニューカッスル(RTN)」の数人の活動家が、州首相の乗っていたバンに飛び乗り、屋根に登るなどして妨害した。その後も徒歩でEDI施設に向かった州首相追いかけようとした活動家が数人の警備に取り押さえられ、州首相は構内に誘導された。イエマ州首相は、「取り押さえたのは適切な処置。活動家の抗議活動は市民の権利として支持するが、動いている車に飛び乗ることも、他人の通行を妨げることも支持できない」と語った。RTNスポークスウーマンは、「ハンター・バレー地域の炭坑拡大には怒っている。地球温暖化が問題であり、NSW州の石炭輸出が温暖化に加担している」と語った。石炭産業を抱えるニューカッスル・ハンター・バレー地域はイエマ州首相の労働党の貴重な地盤。続いて3月21日、州最北部ツイード・ヘッドに近いキングスクリフのTAFEキャンパスを訪れたイエマ州首相が記者会見を行なっていたところ、地元高校の予算不足を不満とする女性が抗議の声を上げた。女性の二人の子供が通うバノラ・ポイント高校では現在の7学年から10学年に加え、来年から11、12学年も教えることになる。「高校は設備も図書室も教科書も必要。いつその金が来るのか?」と語っている。労働・保守連合の勢力が伯仲している同選挙区の労働党候補者は「教育省の予算はすでに用意できており、高校施設拡大の予算使途を高校側が編成するだけになっている」と答えた。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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