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政治 - 2007年3月22日

全土ブロードバンド敷設計画

ラッド労働党、テルストラ株売却益で
 3月21日、連邦労働党は、フューチャー・ファンドが保有しているテルストラ株を27億ドル売却し、売り上げを、47億ドルの全国高速ブロードバンド網敷設に充当する計画を発表した。このプロジェクトでは、オーストラリア国民の98%を現在の40倍の速度で通信するブロードバンドで結ぶ。ケビン・ラッド党首は、この計画はオーストラリア国内のブロードバンド網を世界的な水準に引き上げる歴史的な決定として、「オーストラリアの長期的な経済の展望を考えた場合、これは重要な一歩になる」と語った。残りの20億ドルはすでに通信インフラのために20億ドルがある。政府は民間部門とパートナーシップを結び、5年をかけてブロードバンド網を完成させる。ラッド党首は、「他の先進国のブロードバンド契約率やバンド幅を考えると、他の先進国から相当遅れている。19世紀の国家建設は鉄道網建設だった。21世紀の国造りは全国ブロードバンド網を建設することだ。HOSO型の小ビジネスは高速網がなければ成功しないが、オーストラリアは世界的な企業競争に遅れを取っている」と語った。野党スポークスマン、リンゼー・タナー氏は、「テルストラを国民の手に取り戻す戦いに負けた。フューチャー・ファンドの手にあるテルストラ株17%を現政府が売却しないという保証はない。最終的に他の株式購入の資金になるよりも将来的なブロードバンド網構築に投資すべきだ」として、フューチャー・ファンド資産のテルストラ株売却を弁護した。現在、国内最大のブロードバンド・インフラを所有するテルストラは、公正取引委員会の決定を不服としてブロードバンド網敷設計画を停止、事態を憂慮する各州政府が独自に全州民を対象にした敷設計画を打ち出している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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