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社会 - 2007年10月11日

「自分のところの問題を解決しろ」と林業関係団体

パルプ工場建設反対のテルストラ社取締役に
 大富豪で通信事業者テルストラ社の取締役会に顔を連ねているジェフリー・カズンズ氏は、タスマニア州北部に環境認可が出たばかりのガンズ社のパルプ工場建設計画に反対し、連邦政府のマルコム・タンブル環境相にも、「連邦政府が認可すれば、タンブル氏の地盤ウェントワース選挙区で対抗する」と脅しをかけていた。しかし、タンブル環境相の、工場建設計画環境認可を待っていたかのように、10月10日、林業に依存するコミュニティの全国組織「ティンバー・コミュニティーズ・オーストラリア(TCA)」が、「タスマニア州内の問題に介入せず、自分の会社の病気を治せ」とする反撃を開始した。TCAタスマニア州のバリー・チップマン幹事は、「カズンズ氏は、(タマー・バレーの)ベル・ベイ・パルプ工場を攻撃することで、タスマニア州の雇用と経済開発を破壊する身勝手なキャンペーンを張っているが、テルストラ社の取締役として、何百万人というテルストラ・ユーザーの利益や何十万人ものテルストラ株主の利益は無視している」と批判した。また2007年初めにテルストラ社が、TAS州北部ローンセストンのコール・センターを閉鎖し、257人の職場を消滅させ、同時にTAS一円で何百人もの雇用を削減したことを挙げ、カズンズ氏はこれらの問題について完全に沈黙している。カズンズ氏はTAS州のことを憂えているふりをしているが、では2007年1月に、失職するテルストラ労働者や家族に会いに出かけてきたか? もちろん、TAS州の林業労働者の家族に会いに来るということもありえない」と手厳しく語っている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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