豪3州で反パルプ工場建設デモ
TAS州で建設が予定されているガンズ・リミテッド社のパルプ工場建設問題に反対するデモが10月7日、TAS州、NSW州、SA州の3州で行われた。最大規模だったのは、TAS州ロンセストン北部のロウ・ヘッドで行われたデモで、赤字で『Stop The Pulp Mill』と書かれた80メートルの横断幕とそれを取り囲む人々の姿が空中のヘリコプターから撮影された。環境保護団体、ワイルダネス・ソサエティのジェフ・ロウ氏は「パルプ工場建設には多くの人が反対している。このデモは工場建設に反対する人々の意見を視覚で訴えたもの」と語った。
パルプ工場建設計画は先週、タンブル環境相が認可し、早ければ数週間以内にも建設が開始される。しかし、パルプ工場建設に反対する緑の党は、同計画は憲法に違反している可能性があり、高等裁判所での訴訟を考慮中だとしている。ボブ・ブラウン党首はデモ参加者に対し「憲法は(タンブル)環境相のこうした決定を認めてはいない」と述べたが、ブラウン党首のスポークスパーソンによると、同件に関し訴訟を起こすか否か、現在のところ決定はなされていない。
そのほか同日、シドニーのタンブル環境相のオフィス前とアデレードのパーラメント・ハウス前でそれぞれ小規模のデモが行われた。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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