「シルビライト」精神の豪人は保険嫌い
調査で世界有数の楽天人社会とランク付け
保険会社AXA社の調査によると、「She'll be right, mate(何とかなるさ)」で知られるオーストラリア人の楽天性は、人生には様々なリスクがあることを知りつつも、リスクを考えることを好まず、他の先進国国民に比べても、大病、事故、災害などの危機に遭遇する可能性をかなり小さく評価していることが分かった。また、加入している保険が不十分かも知れないということも認識しており、64%に達している。臨床心理学者のジョン・チータム氏は、「オーストラリア人の物にこだわらない態度はあっぱれとも言えるが、事が家族やライフスタイルに影響する場合には無責任とも家計の危機ということになる。ほとんどの人は家族の稼ぎ手に保険をかけることは知っているが、家族の世話をする人に保険をかけなければ、事があった時にその打撃ははるかに大きい」と語っている。AXA社のマイケル・ロジャース氏は、「国民の住宅、自動車、クレジットカードなど借金はますます増えており、万が一の際の経済的危機もはるかに大きくなっている」と語っている。ただし、保険未加入問題は世界的で、オーストラリアの保険加入率は先進国中最高だとしている。先進国の悲観度は、大病では、フランス、日本、スイスが首位で、豪は第10位、交通事故では、フランス、ドイツ、スイスが首位で、日本は第5位、豪は第11位、失業では、ドイツ、フランス、香港が首位で、日本は第4位、豪は第11位、労働災害では、フランス、スイス、ドイツが首位で、日本は第4位、豪は第11位、家計危機では、フランス、ドイツ、ベルギーが首位で、日本は第5位、豪は第11位となっている。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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