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国際 - 2007年10月10日

豪兵戦死、タリバン武装は現代化

膠着するアフガニスタン占領再建作業
 10月8日、アフガニスタンの首都カブール南西のオルズガン州サアド・ムルドゥでパトロールしていた豪軍の軽装甲車両(ASLAV)車列の1台が手製の爆発装置を踏み、ブリスベンの軽騎連隊所属デビッド・ピアース騎兵(41)が死亡、数人が負傷した事件は、タリバン勢力が地雷を加工した爆破装置を道路に仕掛けたものとされ、「敵」攻撃によるアフガニスタン駐留豪兵初の戦死となった。同騎兵は、2児の父親で陸軍予備役の後、2006年10月に同連隊に配属され、アフガニスタンでは再建タスク・フォースに所属していた。ジョン・ハワード連邦首相、アレグザンダー・ダウナー外相らが遺族に弔辞を贈る一方で、アフガニスタン駐留豪軍の増強計画を発表しており、ケビン・ラッド労働党党首も間もなく行われる連邦選挙の公約として豪軍のアフガニスタン駐留継続を発表している。しかし、ストラテジー・インターナショナル理事長で防衛アナリストのロス・バーベッジ教授は、この数か月、タリバンがパキスタンやイランから近代兵器を手に入れている証拠が増えていると語っている。ただし、今回の即席爆発装置はイランからの物ではないことが確認されている。バーベッジ教授はスカイ・ニュースに出演し、「タリバンは現在劣勢だが、次第に足場を固めているばかりでなく、近代兵器も手に入れている」と語っている。また、「豪国防軍が、英軍や加軍に比べて戦死傷者が少ないのは訓練と準備が行き届いていること、それに再建作業に関わっているということが挙げられる。一方で、オランダでも蘭軍をオルズガン州から撤退されることが議論されている。もし、蘭軍が撤退すれば、豪軍は代わりになる護衛部隊が必要になる」と語っている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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