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国際 - 2007年10月13日

豪弁護士連合がモリ少佐に「民事司法賞」授与

米軍法廷で豪人被告の公正な裁判に尽力
 SA州出身のデビッド・ヒックス受刑者は、2001年12月にアフガニスタンでタリバン勢力に混じっているところを北部豪族に拘束、米軍に引き渡され、キューバのガンタナモ湾にアメリカが長期租借している土地の米軍刑務所に5年間拘禁されていた。最終的にヒックス被告が「テロ幇助」を認める司法取引で2007年5月にオーストラリアで刑期を済ませる寛刑を受けた。ヒックス受刑者は12月28日に釈放される予定。ガンタナモ湾刑務所に拘禁されている期間、米軍が任命した「国選弁護士」マイケル・モリ少佐は、割り当てられた責務を超えてヒックス被告の公正な裁判に尽力、時には米軍司法から処罰のおどしを受けることさえあった。10月12日、豪弁護士連合は、ホバートにおいて、モリ少佐の努力に対して、「民事司法賞」を授与した。モリ少佐は、3人目の子供が間もなく生まれるため授賞式には出席できないと語り、「受賞は非常にうれしいが、他にも受賞に値する人が大勢いる」と謙遜して語った。また、ヒックス弁護のために奔走した動機を訊かれ、「何者であろうと、何らかの容疑で起訴された場合、その容疑がどのようなものであろうと、十分な審理を尽くし、無実の者が有罪になることのないよう適切な弁護が行われ、公正な裁判が行われるようにすることが何よりも重要だ。そのための戦いを引き受けてきた人々がいるからこそ、私たちが今当たり前のこととしている司法制度が確立された」と語った。また、3年半にわたって弁護したヒックス受刑者が人生で成功することを信じている。今更彼に背を向けることはできない。生涯連絡を取り合っていきたい」と語った。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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