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政治 - 2007年10月17日

ハワード首相、公定歩合を「失念」

ラッド労働党党首、揚げ足取りを拒否
 10月15日夜、ナイン・ネットワークに出演したジョン・ハワード連邦首相は、司会者に連邦準備銀行の公定歩合を訊かれて、「6.25%」と答えた。正しくは2007年8月の利上げで6.5%になっている。連邦労働党の財務担当ウエイン・スワン議員が、さっそく、首相の言い間違いを捉え、「誰でも間違いはするが、ハワード首相のこの間違いは許し難い。オーストラリア庶民の苦労が分からなくなっている証拠だ」と攻撃した。野党もよく単純な間違いをするではないかと反論されたスワン議員は、「公定歩合を低く抑えるというのは、2004年選挙時のハワード首相の中心的な公約だった。それ以来5回も利上げがあった。単純な間違いでは済まない問題だ」と答えた。ピーター・コステロ連邦財務相は首相を擁護し、「誰でも数字を失念することはある」と語っている。一方、ケビン・ラッド労働党党首は、報道陣に何度も水を向けられたが、首相の言い間違いの揚げ足取りを避け、「数字を忘れたかどうかなどという問題ではない、首相も財務相も庶民の経済的重圧を理解できないことが問題だ」と述べた。9月に、ラッド党首は、所得税最高税率がかかるのは年収いくらからかと訊かれて、「$175,000だったかな」と答えた。正しくは$150,000だった。ハワード首相とコステロ財務相は、この失念に飛びつき、「ラッド氏は若葉マーク。国民の職、ビジネス、住宅ローンを任せることはできない」と嘲笑した。ラッド氏は用心深く仕返しを避けたといえる。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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