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社会 - 2006年6月10日

海上遭難者3人が22日後に生還

 QLD州北端とパプア・ニューギニアの間にあるトレス海峡で航海中に遭難した3人が、22日後に救助された。5月11日付「ケアンズ・ポスト」が報じた。
 遭難していたのは、ジョン・タボさん(38才)とタボさんの息子(21才)と甥(16才)の3人。同海峡にあるマレー島を4月17日に出航し、北西へ65キロ離れたヨーク島に向かう途中で消息を絶っていた。当時、大型サイクロン「モニカ」がQLD州北部に接近していた。3人が乗船していた長さ5メートルの小型ボートは、サイクロンの強風で南方に流された後、燃料を失い遭難したものと見られる。
 その後、3人は船上で22日間、サイクロンの雨水を飲料水とし、イカや貝などを捕って食料にしていた。また、日中は日差しから身を守るためにドラム缶を被っていたという。タボさんが5月9日、マレー諸島の小島を確認、携帯電話の通信が可能な位置までガソリンの空き缶で船を漕ぎ、現在地を知らせるメッセージを家族に送信した。通報を受けた救助隊のヘリコプターに発見され、救助された。


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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