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社会 - 2006年6月21日

オメガ3、ADHDの治療に効果あり?

ADHDの児童132人を対象に調査

 魚の脂肪に含まれるオメガ3は、ADHD(注意欠陥/多動性障害)の児童に一般的に処方される薬より効果的−。南オーストラリア大学が行った調査で明らかになった。同調査では、オメガ3と月見草油のオメガ6を混合した「アイ・キュー(eye q)」と呼ばれるサプリメントの効果を、ADHDの児童132人に15週から30週にわたって観察。児童の両親が答えたアンケートによると、30週後には半数近くの児童にADHDの症状の軽減が見られたという。前半の15週は、児童はアイ・キュー摂取、アイ・キューとマルチビタミンおよびミネラルのサプリメント摂取、対照剤用の偽薬摂取の3グループに分けられ、後半の15週は全児童がアイキューとマルチビタミンおよびミネラルを摂取した。ナタリー・シン調査主任は「最初の15週で、偽薬摂取のグループに比べ、児童の約3割にADHDの主な症状である注意欠陥と多動に大きな効果が見られた。偽薬摂取のグループも、残りの15週でアイ・キューとマルチビタミンおよびミネラルを摂取すると、同様の効果が見られた」と述べた。調査結果によると、マルチビタミンおよびミネラルのサプリメントに付随効果は見られなかったという。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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